スマートフォンにスマートウォッチと便利なデバイスが目まぐるしく登場し溢れかえる世の中で、敢えて普遍的でアナログな時計を身に着けてみると、時間へのゆとりや、自分や周りに対する余裕が生まれ、ワンランク上の男になったような気がするのは気のせいだろうか。今日は、アラサーのチーズメンズに送る“35歳にオススメのアナログメンズウォッチ”を探しに、表参道のウォッチセレクトショップ【H°M'S" WatchStore(エイチエムエスウォッチストア)】へやってきた。
表参道駅から徒歩2分。アップルストア表参道の脇道をまっすぐ進んだところに位置する同店。ミニマルでモダンな店内には、「未知の異国を旅する“ワールドトラベラー”のコレクションルーム」をデザインコンセプトに、店のバイヤーが世界中から集めた、バラエティ豊かな時計が揃っている。
ショーケースを凝視していると、「いらっしゃいませ」と、エイチエムエスウォッチストア表参道の宮﨑さんが現れた。突如美女に声をかけられてドキドキしながらも“35歳にオススメのアラサーメンズウォッチ”を探しに来た旨を伝えると、にっこり微笑んでいくつかのブランドを紹介してくれた。
BALTIC(バルチック)
2020年10月に4周年を迎えたアニバーサリー記念にスタートし、表参道店とオンラインストアのみで発売をしているフランス・パリ発の「バルチック」。満を期して日本初上陸したブランドで、待ちに待っていた人も多い新興ブランドだそう。10万円を切る手頃な価格でありながら、アンティークウォッチと見紛うほどの完成度を誇っている。特に、ブランド初となる“ツールウォッチ”として発売された“ダイバーズウオッチ”は、発売開始3時間で完売になったカラーもあり、店頭分・オンラインストア分共に完売し、現在入荷予約が殺到中だそう。
40年代のアンティークウォッチをイメージして作られた“HMS(3針)”はヴィンテージテイストの雰囲気を醸し出すドレスウォッチ。文字盤のサイズは39mmと絶妙なサイズ感。日本人の腕にピッタリで、男性はもちろん女性もつけられるサイズ感に。
左のカウンターは秒、右に30分カウンターを備えた40年代の典型的な二つのレジスターを備えたクロノグラフの“バイコンパックス”。マットに仕上げられた文字盤とサンレイダイヤルが見事に融合し、光を取り込むことでより輝きが増す、ハイエンドな仕上がりになっている。
MARCH LA.B(マーチ・エルエービー)
フランス・パリで誕生した「マーチ・エルエービー」は、フランス大統領も愛用しているフランスを代表するブランド。ビアリッツにおける伝統的なヨーロピアンスタイルと1960年代アメリカのストリート要素を調和させ、どこか懐かしさのあるデザインが特徴的だ。日本唯一のインショップがこの表参道店となっており、実物をアジアで見れるのは、ここだけという貴重なブランドだ。ブランドカラーのグリーンを大切にしていて、ディスプレイ用品、オートマのケースバック・レザー裏はすべて綺麗なグリーンが施されている。ケースデザイン(形)や文字盤のカラーも他のブランドにはない、レッド、ブルー、グリーン系が多く、人と被りたくない人にオススメだ。
“計画”という意味を持つアジェンダというモデルは、仕事盛りのアラサーの働くメンズにオススメしたいコレクション。スーツスタイルには勿論、オフの日もカジュアルにかっこよく着用できる。
D1 MILANO(ディーワン ミラノ)
2013年にイタリア・ミラノでスタートしたプレミアムファッションウォッチブランド「ディーワン ミラノ」。重厚感・デザインともに大人気のブランドで、プライベート用の2本目の時計を探しているメンズに勧めたい。
ディーワン ミラノの最大の特徴が、メタリックかつスポーティな印象を醸すオクタゴン(八角形)のケース。シンプルでありながら、光沢のあるポリッシュ仕上げとマットなサテン仕上げを組み合わせることで奥行きのある表情を生み出している。メタルブレスの場合はしっかり面取りがされており、高級感たっぷり。独特の六角形のリューズもアクセントになると同時にスポーティな雰囲気に拍車をかけている。どこを取っても、まさに昨今のラグスポトレンドど真ん中デザインで男心をくすぐる。
sazaré(さざれ)
「さざれ」は、2018年秋にスタートした日本製に拘りぬいて作られているブランドだ。少し小さめのサイズ感の38mmの文字盤に、柔らかく着け心地の良い日本製のレザーを採用。さまざまなタイプの曲線を使うことで温かみを感じられるケースは福島県、組み立ては長野県安曇野、羊革ベルトは埼玉県、紙製パッケージは神奈川県と、全て日本製にしている拘りぶりだ。
ケースバックにはシリアルナンバーが入っている。ブランド名すら文字盤から排除された究極のミニマルウォッチは、女性にもシェアウォッチとしてもオススメの一本。シンプルながらも、モノづくりに時直、職人の温かさをつけていて感じられる時計だ。
本命としてのアナログ時計、セカンドウォッチとしてのアナログ時計。世界中から集められた選りすぐりのブランドが並べられているエイチエムエスウォッチストア表参道なら、必ず自分のライフスタイルやファッションのテイストに合った、自分好みの1本が見つかるはずだ。選択に迷ったら、美女のオススメに従ってみるのも悪くない。そんな時間もきっとプレシャスだ。
CREDIT
H°M’S” WatchStore 表参道
住所:東京都渋谷区神宮前4-4-9-1F
TEL:03-6438-9321
営業時間:11:00 ~ 20:00
定休日:不定休
URL:https://www.hms-watchstore.com/
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