【インタビュー】サウナボーイ

当時「サウナイキタイ」さんと「TTNE」さんの2つがサウナー御用達ブランドとして活躍されていて、自分でもなんかできないかなーって悶々としていました。
ある日、サウナ入ってるときに「プレイボーイのプレイをサウナにしたらかっこいいかも!!」って思って、ロゴを作成してみたらしっくりきて始めちゃいました。
意味的にも“毎週サウナに行っているボーイ”でちゃんとつながるなあと思って。
僕はもともと「プレイボーイ」を毎週読んでいて大好きなんです。グラビアのイメージが強いかもしれないんですけど、コラムとか漫画、特集とかもめちゃくちゃ面白くて色んなカルチャー紹介されているんです。
サウナボーイとしても、サウナ情報に限らず、周辺のお酒、食べ物、音楽、ファッションと色々な情報を紹介していければいいなっていう思いもあるので、リスペクトしています。

ロッカーキーがとにかく人気ですね。姉が「THE SKIPS」という小物のブランドをやっていて、ついでに作ってもらったんですが、レトロな感じで可愛いと思ってもらえたみたいで、姉のブランドのファンとか、サウナ文脈と関係のない女の子達に注目してもらえました。(笑)

そうですね(笑)サウナ好きの人にもちろん着用してもらいたいんですが、サウナに興味のない若い世代の子や女の子にも「サウナボーイ」の服やグッズをきっかけに、サウナ・銭湯ってゆうカルチャーに少しでも興味をもってもらえたら良いなと思っています。

「GOOUT ONLINE」で、取り扱ってもらうようになって雑誌やInstagramで紹介してもらってからフォロワー数がどかんと増えました。あとはテレビ東京でサウナをテーマにした「サ道」っていうドラマが始まって、サウナ好きが若者に増えたのも大きかったと思います。

小さい頃から見ていた朝日放送の「探偵ナイトスクープ」で、カンニング竹山さんが普通にサウナボーイのパーカーを着ながら依頼を解決していたのが感激でした。

ただのサウナ好きなので、専門的なことを語ったり、施設にとってマイナスなことは書かないようしています。アパレルは、サウナ好きはもちろん、サウナに興味のない若い子にも「かっこいい、かわいい」と感じてもらえて、街でも頑張れば着れるようなデザインを意識して作っています。(笑)

COVID-19(新型コロナウイルス)の影響下で、ブランドとして何かできることはないかと考えた時に、日々最前線で戦っている医療従事者の方を支援することが、サウナ・銭湯に行ける日常が戻ってくるために自分たちができることかなと思って「チャリティーTシャツ」の販売をしました。200人以上の方からご賛同いただき、総額「504,000円」を日本財団経由で医療従者の方に寄付することができました。ぼくらみたいな小さなブランドがやったところで影響力もないし、どうなのかと思いましたが、たくさんの方が協力してくれたので、「迷ったらとりあえずやってみる」っていうのはとても大事なことだなと思いました。

サウナ付きの銭湯を作れたら最高ですね。昔ながらの感じの銭湯で、サウナ入った後はロビーでみんなで酒を飲んでコミュニケーションとれるような。

自分の中ではまだ25歳くらいの感覚なので、あと2年後だと思うとゾッとします。(笑)
すごい大人に感じますが、大人になればなるほどわかるサウナの良さもあると思うので、歳を重ねることが今から楽しみです。