双子の女の子姉妹を育てる母でありながら、自身が立ち上げたバッグブランド「H.V.F.N.」のディレクターを始め、デザイン、生産、オンラインストアの運営などを一括し自身で行う土井地恵理子さん。
氏が手掛けるバッグは、持つ人の事を考えた使いやすさだけでなく、他にはない色使いや選び抜かれた素材で女性の心を掴んで離さないデザインばかり。多くのアパレルセレクトショップでも取り扱われ、別注までも創り出す氏はまだまだ限界を知らない。
そんな氏がファッションへ辿り着き、「H.V.F.N」が生まれたきっかけを探ります。
まずは、ファッションに触れたきっかけを教えて頂けますか?
元々ファッションに興味があり、学生時代にロンドンへ留学に行き、ファッションマーケティングを勉強しました。その後、アパレル会社へ入社し、販売、MD(マーチャンダイザー)などを経験しました。
本場ロンドンへの留学。ファッションが学生時代からとてもお好きだったのですね!
では、デザイナーになるきっかけを教えて頂けますか?
早くに子供を持ったので、産後はネイリストをしていました。
ネイリストとして仕事をする中で、もう少し外に広がりのある仕事をしてみたい、やっぱりアパレルの仕事に携わりたい。という思いが芽生えて、子供が小学校に入るタイミングで、やりきれなかったファッションの仕事を再開しようと思いました。
そんな時に思い出したのは、ロンドンへ留学をした時に、若い人からお年寄りまで、みんなが古着を日常的に着ていたことを思い出して、日本では若い人やファッションコンシャスな人に限られがちな古着をもっと多くの人が楽しめるようにと、バンダナを取り入れてリメイクしたクラッチバッグを作ったことがきっかけで、今の「H.V.F.N」が始まりました。
子育てをしながら働く事は、きっと物凄く大変な事だと思います。それ以上にやりがいのあるお仕事という事なのですね。
そんな土井地さんが創る「H.V.F.N」の事をお伺いしていきたいと思います。では、ブランドコンセプトを教えて頂けますか?
着たら自分では見えない洋服とは違って、バッグもネイルも常に視線に入るんですよ。
視界からのエネルギーって、とても大きいと思っていて、気分が高揚したり、わくわくする源でありたいといつも思ってますね。
毎日の中に、ファッションの喜びを思い出させてくれる。そんなチャーミングなバッグたちを作り続けていきたいです。
留学時代やネイリストの時に得た色彩感覚をバッグにも落とし込んでいるので、シンプルなスタイリングのアクセントになるように。「ひとさじのスパイス」を効かせていきたいですね。
確かに。言われてみて初めて気づきました!ネイルもバッグも1日の間に何回も見ますよね。
その度に気分が上がるような好きな色やお気に入りのモノだったら、毎日の過ごし方が変わるかもしれませんね!では、そんな可愛いバッグたちを生み出すデザイナーというお仕事について、お伺いしていきたいと思います。
楽しい事や、大変な事を教えて頂けますか?
自分のわくわくや直感に従ってモノを作って、それを使って下さる方々が喜んでくださったり、HAPPYになってくださることが本当に嬉しいです。
では、デザインする上でインスピレーションはどこから得られているのでしょうか?
あらゆるところから取り入れてますね!
外出先や街中、インターネットだったりと、普段の生活でも常にアンテナは張ってます。
ずっとアンテナを張っているなんて、疲れてしまいませんか?
いつもパワフルなだけに、お仕事がエネルギーチャージになっているのでしょうか。
そんな毎日お忙しく過ごされている土井地さんですが、「H.V.F.N」をデザインしていく中で、スランプはありましたか?
自分を信じれないとなかなか作れないんですよね。そういうスランプはありました。
作れなくなる時。そんな時の脱出方法はありますか?
デザインが進まなくなると、好きなサーフィンへ出かけたり、ヨガをして瞑想したり、身体を動かして気分転換をしますよ。
そうすると、自然とまた良いアイディアが浮かんだりするようになります!
大地のパワーからエネルギーをもらえる時ってありますよね!
私もよく登山へ出かけたりしますが、脳がリラックスするのか、その後は仕事が捗ります。
では、デザインする上で1番大切にしている事はありますか?
1番大切にしている事は、「わくわく感」ですかね。
オシャレって、1日の気分やモチベーションを上げてくれると思っていて、昔からずっと、オシャレをする楽しみは万人共有、変わっていないと思います。
そんな、装う事の楽しさを伝えられるように。ワクワクする喜びを大切にしていきたいですね。
ワクワク感。大切ですね。いくつになっても、可愛いモノを見ると心がトキメキます。
そんな心ときめくデザインをいつも生み出して頂き、ありがとうございます。
では、土井地さんの今後の展望をお伺いできますか?
自分も、使ってくださる方も、HAPPYになれるアイテムを作っていきたいです。
そして、生活や心が豊かになるアイテムをファッションだけにとどまらず、いろいろな方向から集めてイベントを作れたらと思ってます。
では最後に、土井地さんにとって、35歳とは、教えて頂けますか?
とにかくいろんなことを模索していた時期でした。
これから頑張るには遅いと思いそうにもなりましたが、全然そんなことなかった。
20代も、30代も、40代も、いつも同じように自分自身がその時を楽しみたいと思います。
この度は、ありがとうございました!
【H.V.F.N item】
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PROFILE
土井地 恵理子
H.V.F.N Director / Designer
Instagram : https://www.instagram.com/ericodoiji/
H.V.F.N
Official Site : https://www.havefun.tokyo/
Instagram : https://www.instagram.com/h.v.f.n/
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